テレビ界がよくなる一つの方法。

血液型の仕掛人 能見

血液型シリーズも大詰めに。  


最近では,テレビ番組はテレビ局でなく,番組制作会社に委託されているという話である。


すると,番組の理念や良心性などは,ますますどうでも良くなる傾向になるのでは無いかと心配するのである。下請け会社が作って持ってくるのだから,テレビ局が報道や放送の良心的な理念を持って,「製品」である「番組」を念入りにチェックできれば良いが,なかなかそうはいかない。むしろ,それができにくい状況にあるのではないか?





そこで,抜本的な方法かどうかはわからないが,一つの提案である。




血液型に限らずだが,番組が後日,問題になったり,物議をかもしたりした場合,スポンサーはスポンサー料を払わないでいい。あらかじめ,そういう契約にしておくのである。


明らかにいんちきな報道や番組が組まれた場合,スポンサーはイメージ的にもマイナスなのである。番組のスポンサーを買って出ることにより,宣伝をしようという,本来の期待とはいわば正反対のことが起きたわけである。当然,法律的には「債務の不履行」とでも言うべき事態(いや,それ以上である)。


広告料を出さなくてよいのは当たり前である。


そうすれば,番組製作会社内でも,「イケイケ,ドンドン」式の,出たとこ勝負ではなく,慎重論者も出てくるであろうし,内部で倫理委員会のようなものを設けるところがあるかもしれない。


ぜひ,ご一考いただきたいものだ。