血液型・BPOが改善勧告

(12月6日より続く 血液型の話です)

血液型番組に改善求める=BPO青少年委

 放送倫理・番組向上機構BPO)の「放送と青少年に関する委員会」(原寿雄委員長)は8日、血液型と性格などを結び付けた民放のテレビ番組について、「科学的根拠は証明されておらず、社会的差別に通じる危険がある」などとする要望を出し、事実上の改善勧告を行った。(時事通信) 


ちょっと遅れですが,この日のweb ニュースから採録です。



<血液型番組>各局に配慮要望 放送倫理機構

 血液型による性格判断を扱うテレビ番組が相次ぎ放送され、視聴者からの批判も多いことを受けて、NHKと民放でつくる「放送倫理・番組向上機構BPO)」の青少年委員会は8日、「血液型によって人間の性格が規定されるという見方を助長しないよう」、放送各局へ要望した。


 BPOによると、問題のある番組は今年4月以降約50回放送され、視聴者からの批判も11月末までで150件にのぼる。血液型性格判断は科学的に証明されていないにもかかわらず、これらの番組は実証済みであるかのように取り上げており、要望では「本人の意思ではどうしようもない血液型で人を分類、価値付けすることは差別に通じる危険がある。特に判断能力にたけていない子供たちが固定観念を持つ恐れがある」などと指摘している。【保泉淳子】

毎日新聞) - 12月8日22時2分更新




血液型扱う番組に配慮を 差別助長の恐れとBPO


 NHKと民放連でつくる第三者機関「放送倫理・番組向上機構」(BPO)の「放送と青少年に関する委員会」(原寿雄委員長)は8日、血液型をテーマにしたテレビ番組は人格が血液型で決まるといった差別的な考え方を助長し、民放連の放送基準に抵触する恐れがあるとして、放送各局に番組制作上の「配慮」を求めることを決めた。


 民放連の放送基準は占いなど非科学的な事柄について「断定したり、無理に信じさせたりするような取り扱いはしない」と定めている。同委員会は、テレビ番組が取り上げる血液型と性格の関係は「証明されていない」とし「血液型で人を価値付けすることは社会的差別に通じる危険がある」と注意喚起した。

共同通信) - 12月8日21時20分更新



血液型番組に改善求める=BPO青少年委

 放送倫理・番組向上機構BPO)の「放送と青少年に関する委員会」(原寿雄委員長)は8日、血液型と性格などを結び付けた民放のテレビ番組について、「科学的根拠は証明されておらず、社会的差別に通じる危険がある」などとする要望を出し、事実上の改善勧告を行った。


 BPOには今年6月ごろから、「特定の血液型でいじめを受けている」など、血液型番組への批判的な意見が多数寄せられ、同委が対応を検討していた。BPOの調べでは、今年4月から11月までに特集番組が9本、番組の中で取り上げたケースが40件あり、いずれも民放だったという。 

時事通信) - 12月8日21時0分更新

(ということで,しばらくまた,血液型の話 続きます)