AB型,B型の皆さん!立ち上がりましょう!!3

この手の本のおかげでB,ABは不利に

第3部です。血液型は続きでやってますので,できましたら11月27日からお読みください。


本日も,フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』より。


第二次大戦後ひとたび息をひそめていた血液型と性格をめぐる話が復活したきっかけは、1971年、姉が古川の教え子であった能見正比古の『血液型でわかる相性』(ISBN 4413011015) 以下一連の著作であった。能見の著作には著名人の血液型リストがしばしば掲載されており、それが主張に説得力を持たせることになったものと考えられる。


平成以降は竹内久美子が著書『小さな悪魔の背中の窪み』(ISBN 4103781025 ISBN 4101238138) などの中で生物学的な正当性を主張しているとして一時は注目を浴びたが、心理学者や精神医学の研究者からはほとんど支持されていない。同書は、「『[血液型と性格]の社会史』(松田薫著/河出書房新社) ISBN 4-309-24124-7 からの要約引用が著作権を侵害したものとして提訴されたが、裁判所は「他人の言語の著作物をその趣旨に忠実に要約して引用することは許容される」と判示。要約引用(著作権法32条1項)であるので、原告書籍についての原告の翻案権及び同一性保持権を侵害しない、とした。


最近になって一部の脳科学や糖鎖の研究者からの支持が出始めた(澤口俊之他『モテたい脳、モテない脳』、成松久他『ゲノム情報を超えた生命の不思議 糖鎖』など)。


科学的な根拠に乏しいにも関わらず、ある程度性格を知っている相手の血液型であれば、25%をはるかに超える確率で当てる事ができる人が存在する、といわれる。これについては、血液型性格分類が流布されていることで、各人の行動様式に告げられた性格が織り込まれてしまっている影響が指摘されている。すなわち脳にプリンティングされた血液型と性格の関係が、性格の発達にまで影響してしまう可能性があるという点で単に俗信と捨て置くことはできないものであると言える。坂元章らは、これを血液型ステレオタイプによる自己成就現象と名付け、1992年に自己判断による性格は血液型性格分類に一致する、とする研究結果を発表している。


血液型性格分類についての論争は、1970年代から現在まで続いており、従来は心理学や医学的な見地からの反対論がほとんどであったが、最近は大脳生理学や遺伝子工学的な見地による賛成論も散見される。一般の話題になることから、マスメディアにもたびたび取り上げられ賛成、反対それぞれの立場から何回か実験も行われた。否定的な結果も多いが、最近は血液型性格分類を肯定できる、つまり有意差があるデータや実験も前述の坂元章などによりいくつか発表されている。


日本以外で血液型性格分類説が信じられている国や地域としては能見らの著作が紹介されている韓国および台湾があり、日本と同程度に普及しつつある。中国では2002年に続金健が『ABO在中国』を出版した。ヨーロッパでは、1960年にフランスで血液型と性格について書かれた本がプールデルによって刊行されたが、現在ではほとんど普及していない。アメリカでは、1996年にピーター・J・ダダモの『Eat Right four Your Type』によって血液型ダイエットが大ブームになり、血液型性格分類も以前よりは認知度が上がったが、まだ一般的ではない。 海外での学術的な研究は、白佐俊憲(1993年)などに詳しい一覧がある。


脳にはABO式血液型物質はほとんど存在しないが、弱いながら抗原抗体反応は起こるため、なんらかの類似物質が脳に存在する可能性は否定できない(大久保康人『血液型と輸血検査(第2版)』など)。また、糖脂質が神経系やシナプス形成において重要な役割を果たしているという報告もあるが、ABO式血液型と関係しているかどうかははっきりしていない。


後日,血の商人などと言われる能見正比古ですが,東京大学卒で放送作家なんですが,かなりテレビ局とのつながりが強く,後年の大ブームの火付け役になったのです。


明日は,血液型ブームその後と現在の状況について,です。