AB型,B型の皆さん!立ち上がりましょう!!4

血液型本の出版は絶えない...

AB型,B型だからといって,差別を受けてはカナワナイ!!


今回は,血液型の超人 能見正比古が死去した後の話を。


能見氏の実子,能見俊賢氏が実質的には父親の仕事を「世襲した」形となり,今日に至っている。


俊賢氏は,大量の血液型本を出版し,文字通り,「血液型長者」に,とのうわさも高い。厳密に調べたわけではないが,本家本元を気取るような雰囲気もあり,おそらく著作数もトップクラスではないか?




再び,フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』より。



== 血液型性格分類の問題点 ==


血液型性格分類の問題点は、科学的な正確性の問題のみならず、その差別的な側面にもあると主張する人たちがいる。


ユネスコの総会で採択された「ヒトゲノムと人権に関する世界宣言」の第2条では「何人もその遺伝的形質によらず、その人自身の尊厳と権利によって、尊重されるべき権利を有する。その尊厳により、個人はその遺伝的形質によってのみ判断されてはならず、またその人の独自性と多様性とが尊重されなければならない。」としている。


就職や配属を血液型で判断している会社、子供の結婚相手は特定の血液型でなければならないという親、血液型別に色の違う帽子をかぶらせている幼稚園など、個人の遺伝的形質によってのみ判断し差別する例が見られることが問題だとしている。


差別は憲法に基づく基本的人権に関わることで、個別かつ具体的に法律を照らして判断されるべきである。必ずしも科学的な根拠がはっきりしていない血液型による性格分類が企業の人事にまで幅をきかせたり、あるいは結婚問題に介入することは、法的な問題以前に非道徳的な場合もあるといえよう。


「能見らが在野の研究者であるため信頼性に欠ける」という主張もあるが、在野というよりも、「研究」以前に、「売ること」が先決であるからだという見方もある。しかし、国立研究機関でさえ独立行政法人化によって採算性が重視される現在には、このような見方は必ずしも適当でないという意見もある。


ABO式血液型では、何度も追試された結果「病気との関連性」については、いくつもあったうち、ある程度認められるというものが1つだけ残ったとされる。しかし、産業技術総合研究所糖鎖工学研究センターなどの最近の報告では、細菌の感染は糖鎖構造(ABO式血液型は糖鎖の型である)の差異と密接な関係があるとされているため、今後は見直しが必要になるかもしれない。HLAが注目されたことから1980年代には、「HLAによって将来かかりやすい病気を知る」というような書籍がアメリカで刊行され、邦訳もされた。当時はHLAの検査のできる施設は日本全国に40ほどしかなかった。それと、HLAの検査をする人も少なかったので、ブームにはならなかったが、そのときは倫理上大きな問題となる可能性を危惧する人もいた。


このように、差別的な側面を論ずる場合には、論者の立場により意見が大きく異なるし、技術の進展により結論が変わる場合があることに注意しなければならない。


当然のことながら、道徳や差別のような倫理的な問題と、血液型と性格に関連があるかどうかという純粋に科学的な議論は本来は別物である。倫理的な問題が、純粋に科学的な議論に影響を与えるのはあまり好ましいとは言えないだろう。


(中略)

テレビ番組での血液型による性格判断の製作手法について、特定の血液型について「いい加減」「二重人格」のような形でいわれることが多く、このような血液の人がいじめなどの不利益を受けるようになって、民間放送の番組審査機関放送倫理・番組向上機構BPO)に人権侵害として苦情が寄せられるなど、一部で社会問題化している。




次回は,ではなぜこのように血液型性格判断が日本全国に広まるようになったのか,について考察してみる。