ABO FAN の怪 補足

韓国のビジネス雑誌CEOに出ている能見

やや,順序が前後したがご容赦願いたい。


「ABO FAN の怪 本編」をごらんになった方,いかがお考えであろうか?


本編では,「誰が」「何のために」立ち上げたサイトか?ということを,中心に述べたが,書き足りない部分を追加する。


私の推察どおり,このサイト,設立の目的はもはや明白ではないだろうか?


サイトの最初の方で,

【ABO FAN】ホームページで楽しんでいってください!

とあったり,またサイトの最初の方の「作者から一言!」「TV情報」などの,項目の最初に独自のロゴマークが付いているのがお分かりだろうか?これが,設立当時の残骸というか,名残のようなものだと,私は考える。


要するに,このサイトは,血液型 性格判断の妥当性を主張したり,普及させたりを目的に当初立ち上げられたものだということがわかる。


ところが,何としても,血液型 性格判断が廃れては困る,要するに,実質的に,血液型 性格判断で喰っている側の「サイト設立者」にとっては,とにかく邪魔で邪魔で仕方が無い,そして何としても排除してしまいたい存在が出てきたのである。


それが,良識ある,心理学者 各先生である。その先生方を,何としても揚げ足を取って引っ込ませたい,物陰から狙い撃ちするには,インターネットのホームページは絶好の舞台であったのである。姿を出さず,あれやこれやと言いがかりを付けたり,さもたくさんの人間が心理学者批判に立ち上がっているかの「錯覚」をかもし出すのに,ホームページは実に便利であった。


最近では,「血液型番組の審議結果は単純ミスがいっぱい?」と,BPO放送倫理・番組向上機構)まで批判し始めているのである。おそらく,テレビ局内の(実質的な)子分らが,「最近,BPOなどがうるさくて,血液型番組を組むのが大変で…」などと言い,たちまちサイトに取り上げたのではないか。


血液型 性格判断の話をBPOが「改善勧告」という形で出してきたのが,12月8日の話だが,それを10月25日の段階で既に取り上げているということは,相当の問題意識というか,「危機感」というようなものがあったと考える。そうでもなければ,あわててホームページにアップする必要が無いからである。


おそらく,「血液型性格判断の問題とBPO」の関連を最初に取り上げたのが,ABO FANであり,2番目に取り上げたのが,(僭越ながら)当日記ということになると思う。



しかし,能見正比古の時代から,『テレビで激しく「血液型特番」をぶち上げた挙句,(全国的に)著作を販売』というスタイルは全く変わっていない。


『自分で火をつけて,自分で騒ぐ』のが行動の基本パターンである。


だって,そうは思いませんか?たまたま激しく,月6回も血液型バラエティーが組まれた前後に,血液型本が次々出版されたり,大々的にNPO法人が認可され,本格的に『血液型 人間科学研究センター』が稼動し始めるなど,話がうますぎませんか??


やはり,こういう連中に惜しげもなく,特殊法人の認可を与える政府が問題であろう。

(次回は,政府の対応について)