韓国の 性格-遺伝子研究者について。

この番組,放映中止に...

北朝鮮について,昨日の続き

【ソウル堀信一郎】北朝鮮外務省は10日、核問題を巡る6カ国協議への参加を「無期限中断する」との声明を発表した。声明は米国の敵視政策に対抗するため「自衛のために核兵器を製造した」とも明言した。これで昨年6月の第3回会合以降、中断している6カ国協議の早期再開が難しい情勢になったが、2期目がスタートしたばかりのブッシュ米政権揺さぶりを狙った北朝鮮の外交戦術との見方も出ている。(毎日新聞


サッカーに負けたから…というわけじゃないと思うんですが,昨日はやはりちょっと持ち上げすぎたか。核を振り回す国よりは,インチキ血液型屋がはびこる国の方が安心かも…。
さて,昨日テレビ東京系の「教えてウルトラ実験隊」と言う番組を見ていたら,気になる話が出ていたので,その説明を少し。


韓国の遺伝子研究の専門家が登場して,遺伝子タイピングと性格を照らしあわす,という番組で,要するに血液型の代わりに遺伝子が使われているような番組。で,韓国で,遺伝子と,性格の因果関係の研究をやっているという,当の研究者 ご本人もテレビに登場された。


研究は,ほぼしっかりしたもののようで,インチキではなさそうだったが,明らかに問題点と言えるところを指摘しておきたい。


番組中で韓国の研究者が「性格は,遺伝と環境で50%ずつ決まる」と言っていたが,この,遺伝なのか,環境なのか??の識別が最も難しい。


医学の格言で,「子供が父親に似るのは遺伝の影響であり,隣のオヤジに似るのは環境の影響である」などという,ブラックジョークがあるらしい。隣のオヤジが本当の父親だった場合でも,本来の家の雰囲気に影響されて性格は形成されるのであろうか??


要するに,「父親の性格に影響を受ける」,もっと具体的に言って「父親に似る」ということにしても,「父親の遺伝子を受け継いだ」からなのか?,もっとも影響を受けやすい時期である,幼少〜思春期にかけて父親が一番身近な存在であり,父親が何をするにつけても「行動の規範」というか,父親のパターンを雛形として性格が形成されるせいなのか??
…これは誰にも言えないということになる。


こういうところをあまり丁寧に説明せずに,「性格は遺伝子で決まる」みたいなことを言っていた韓国の研究者は,少なくともあまり良心的な人物ではありませんな。また,自分の研究に自信を持ち始めた研究者というのは,気分的に完全に「昇った」状態になってますので,その辺りやはり割り引かないといけません。韓国でも,おそらく批判的な流れもあるのでは?本国では相手にされないから,日本のテレビに出ているってことは無いんでしょうな??


ところで,この番組を見た翌日に同番組のヤラセについて,テレビ局から正式発表があり。「教えてウルトラ実験隊」の番組も放映中止になることが決まったようだ。今までも随分ヤラセで鳴らしていた番組なのかも…。

(明日に続きます)