韓国で血液型占いブーム B型男性への偏見広がる
とうとう恐れていたことが起きてしまっているようだ。
海外にても,日本のような血液型批判が巻き起こると当日記が言っていたとおり,差別・偏見問題が勃発している。
14日,以下のような記事がインターネットに出てきたのである。
韓国で血液型占いブーム、B型男性への偏見広がる
韓国の雑誌やテレビ番組、インターネット上ではここ数年、血液型占いが大流行しており、B型の男性について「自己中心的で短気」とする偏見が広がっている。
研究者は血液型と性格の相関関係を否定するが、自称専門家の説が下火になる気配はなく、B型男性は恋人に不向きなタイプと決めつけられている。
この影響は大衆文化に反映され、これまでに「B型の男」というヒット曲やB型男性との交際術の本、B型男性とA型女性の恋を描くラブコメディー映画が世に送り出された。
血液型による性格分類は、日本人の古川竹二によって1927年に初めて発表され、1971年に能見正比古が復活させた。
能見の著作などは韓国語に翻訳されており、首都ソウル市内の書店にも翻訳本が並ぶ。
韓国カトリック大学の精神医学研究者は、血液型と性格の関係を裏付ける科学的な証拠はないと明言し、こうした説を盲信する若い世代に冷静な対応を呼びかけている[ソウル 14日 ロイター]。
<詳しくは,こちらを参照>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050414-00000686-reu-ent
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/south_korean_entertainment/
B型がやたらに槍玉にあがっているようだが,例の韓国映画「B型の彼氏(B型のボーイフレンド)」の影響である可能性が極めて高い。
また,韓国の血液型問題を酷くしているのは,よりによって日本のNPO法人 血液型人間科学研究センターであることは,過去の日記に詳しく触れてある。
同センターのホームページに,韓国での「布教活動」が詳しく説明されているのである。
日本のNPO法人 血液型人間科学研究センター
http://www.abo-world.co.jp/abocenter/katudou.html
散々批判を浴びながらも,日本のテレビ他マスコミの血液型性格判断礼賛は絶対止められないのである。上記の記事も,ロイター通信社日本版(要するに海外のジャーナリズム)であり,決して日本のマスコミは残念ながら,血液型性格判断に対する,批判的報道はしないのである。
政府も目下,郵政民営化で頭がいっぱいであろう。
その関連事項がおおむね片付いた後,ぜひ関係各省庁に検討するよう考えて欲しいものである。将来的に,血液型性格判断の元祖である日本がバッシングに会わない保障はない。国際問題に発展する前に,何らかの方策を講じる必要があるのではないか?