とうとう,NHKもヤラセ発覚! Project X 番組終了か?

看板番組も放送中止か!!

当ブログ,血液型性格判断について,問題点を提起しているのだが,やはり重要な点の一つが「バラエティー分野」の番組についての節度のなさである。


血液型正確判断の番組について言えば,かなり問題点が指摘され,視聴者から激しく突き上げられても,テレビ東京のように3時間ぶち抜き番組を敢行したりと,全く問題意識がないのである。



さて昨日,仰天ニュースがインターネット上を駆け巡った。


NHKの高視聴率番組 Project X にヤラセ疑惑が浮上したのである。
まずは,お読み頂こうか...



プロジェクトX 「番組内容違う」とNHKに申し入れ


 NHKのテレビ番組「プロジェクトX」で取り上げられた大阪府立淀川工業高校(大阪市旭区、長谷川耕三校長)が、「番組内容の一部が事実と異なる」として、NHKに謝罪や再放送の取りやめなどを申し入れていたことが分かった。NHKは番組内容を紹介するホームページからこの回の分を削除した。
 問題の番組は今月10日放送の「ファイト!町工場に捧(ささ)げる日本一の歌」。79年に赴任した新人教師が同高に合唱部をつくり、全国コンクールで金賞を受賞するまでの日々を追った。
 番組は、「当時の同高は荒れに荒れていた」「毎年80人の退学者が出た」「(最初に出場した合唱コンクールで)会場にパトカーがやってきた」などと放送。これに対し、卒業生から「そこまでの事実はない」などの指摘が同高へ寄せられた。長谷川校長は「本校は当時、そういう状況ではなかったと聞いている。当時の関係者が心を痛めており、残念」と話している。
 NHK広報局は「複数の同高関係者から取材して確認を取っているが、表現に一部行き過ぎた点があったと考えられる。ホームページについては学校側から内容を書き換えるよう要望があり、掲載をいったん外し、学校側と話し合っている」と話している。



NHKプロジェクトX」に“やらせ” 主役教師もNHKに反論


 NHKの看板ドキュメンタリー番組「プロジェクトX 挑戦者たち」(火曜・後9時15分)の放送内容が事実と異なるとして、取材を受けた大阪府立淀川工業高校(大阪市旭区)が、NHKに再放送をしないよう申し入れを行っていたことが23日、分かった。


 問題が起こったのは5月10日放送の「ファイト! 町工場に捧げる日本一の歌」。淀川工業を舞台に、新人教師が合唱部を作って荒れた生徒たちを成長させ、コンクールで日本一を獲得するまでを描いたストーリー。視聴率は10・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。


 NHKには放送直後から電話やメールで「感動した」などという反響がある一方、同校OBなどからは「事実と違う」などと批判が複数寄せられているという。


 ストーリーの主役として描かれた同校合唱部顧問は、大阪・朝日放送がこの日放送したインタビューで「(パトカーの話は)冗談で話したら、(NHKの)ディレクターが(番組に)入れたというから『うそやから、入れんといて』と言った」「合唱部は学校側から作ってほしいと言われた」などと反論。NHKには削除を申し入れたが「編集が間に合わない」と断られたという。


 番組内では触れられなかったが、淀工には当時から全国レベルの吹奏楽部があり、当時を知る関係者は「ワルの生徒たちの集まりのような“問題校”ではなかった」と指摘している。


番組で放送されたのは次のようなストーリー。

 《1979年、淀工の生徒たちは授業をさぼり、ゲームセンターに入り浸りバイクで暴走など問題を起こす生徒が続出し、年に80人の退学者が出た。そこに赴任した合唱経験のある23歳の新人教師が「歌を通して、生徒たちを変えられないか」と、やる気のない生徒たちを集めて3年後に合唱部を作った。関西合唱コンクールに初出場した時には、主催者がパトカーを呼ぶなどしたが銀賞。のちに全国大会に出場し、金賞を獲得した》


NHK「表現に行きすぎ」

 NHKでは「番組終了後、学校側から当時学校が荒れていたことの表現や退学者の数などが事実と異なるという指摘がありました。表現に一部行きすぎがあった」ことは認めたうえで、「誠意を持って、学校側と話し合っているところです」とコメント。同局によれば、一部で報じられた番組の制作過程で教師側から「番組をやめてほしい」との申し入れはなかったという。番組については昭和50年代の淀川工業高校の合唱部生徒と教師の奮闘と心の交流を、教育現場の応援歌として作ったものと説明。



結局,「バラエティー分野」には良識など要らないのである。とにかく視聴率,面白おかしければそれでいいのである!!

そういうNHK,或いは民放連の中にも「報道・表現の自由」などを盾にとって好きなことをしようという流れがあるようだ。
かつて,当ブログでも言ったが,報道の自由には,報道の良識が伴わなくてはならない。何でも自由ではないのである!!過去の例では,テレビ東京が,不祥事番組を番組終了にした例があるが,今回NHKはどういう対応に出るのか??


NHKですら,この体たらく,やはり,何らかの強力な抑止力のようなものが必要ではないだろうか?!


番組終了を訴える声もあり↓。

http://www.zakzak.co.jp/gei/2005_05/g2005052401.html