血液型タレントをテレビから追放せよ!!

代表的,血液型タレント 杉田

昨年末から,ブログを使って血液型性格判断問題を取り上げているが,血液型性格判断の番組を数多く見ていると,同じタレントがあちこちに登場していることに気がつく。

自分が詳しく統計を取っているわけではないが,例えば国分太一TOKIO)や杉田かおるなどが目に付く。シッカリ者の「O型」,気まぐれで困り者の「B型」など,それぞれの役割を上手く演じていることに気がつく。



さて,どうして特定のタレントが血液型番組に何度も起用されるか,わかるだろうか?


血液型番組は,特定の血液型を「ダメなやつ」とこき下ろして,残りの連中が優越感に浸れるように,おおむね作られている。ところが,番組の構成上,ある血液型ばかりがボロクソに叩かれてしまっては,たちまち苦情が殺到する。

そこで,血液型番組 常連タレントの出番である。そういうとき,すぐさま「そんなこと言われたんじゃ,B型の人はたまらないよ」「AB型の人だって,みんな性格異常ってわけじゃないでしょう!!」とたちまち,持ち直す役に徹するのだ。このタイミング,やはり常々,血液型番組に,ほぼ「常連として」出ている人物でないと,とても出来ない!!また,そういうタレントを巧みに混ぜておくと,製作者はとてもラク〜。あれこれ指示を出さなくても,阿吽の呼吸でやってくれるから,見ていて安心なのだ。


かくして,血液型番組制作プロデューサー御用達のタレントが出来ていくわけ。



たまたま,自分の身近にホリプロ(芸能プロダクションの大手)の株主になっているものがおり,ホリプロから株主向けのタブロイド情報誌を見せてもらう機会がある。すると,テレビのブラウン管からはとうに姿を消しており,「今頃どうしているのだろうか?」と思うような懐かしいタレント,過去のいわゆる「イッパツ屋」と呼ばれた連中の動向が掲載されているのである。彼ら,今でも芸能プロダクションに所属し,芸能活動を行っているらしいのである。一般的な会社なら,とうの昔にクビ,退職勧奨制度の対象にでもなって肩を叩かれているようなはずのタレントでも,生き残っている。芸能の世界とは,一度稼がせてくれたタレントには,最後まで義理立てをするような,そういう世界のようだ。

ただ,一度メインのスター街道を外れると,中々持ち直せない。後から後から,有力なタレントが少しでも前に出ようとしのぎを削っている。古く見られないように,芸名を変えたり,夫婦仲が悪いわけでもないのに突然別居して見せたり...彼らとて,必死なのだ。
一度スポットライトを浴びることに慣れると,もう普通の生活には戻れないのかもしれない。

そういうピークをやや過ぎた連中の,「社会復帰用」にと手を差し伸べているのが,「血液型番組」というわけだ。過去を遡ると,ジャニーズ事務所も,血液型番組にずいぶんタレントを貸し出していることに気がつく。それだけ,余剰タレント,いつ引退されても構わないような,そういう手合いがひしめいているのかもしれない。伸び盛りで,将来が楽しみな...そういうタレントは,残念ながら殆ど出ていない。最近だが,国分太一はたまたまヒットに恵まれ,杉田かおるは玉の輿に...それも,運のいい連中なのかもしれない。

タレントの最終コーナー...それが,血液型性格判断番組の世界だ。




しかし,過去の日記をごらん頂ければわかるとおり,テレビは視聴者のもの。視聴者が不利・不利益を被るような馬鹿げたものは,極力駆逐すべきだし,そういうものを野放しにしていい理由など無い。

いつも,血液型番組に出てくるタレント,あるいは,しばしば「血液型 ××型!!」などと叫んで血液型のネタを良く使うタレントなどは,視聴者にインチキを吹き込む困った存在だ。

視聴者の力で何とかしなくてはならないだろう。積極的に,血液型タレントをブラウン管から追い出す工夫をしなくてはならないのである。