血液型 個人情報を凍結せよ!!

能見俊賢の本の一例

当ブログ,血液型 性格判断の問題点を探る方向で進んでいる。


さて,「血液型 あの人 この人」のような,有名人の血液型を示して,各血液型の解説をするような書籍が後を絶たない。

かつて,ダイアナ妃が来日したとき,個人情報だから,と公開を避けた話を以前取り上げたが,個人情報なら公開にあたり,当然本人の同意を得ることが必要ではないだろうか?




本日,「長者番付」廃止のニュースが流れたので,ご紹介したい。


< 「長者番付」来年から廃止へ >


政府税制調査会(首相の諮問機関)は1日、確定申告で所得税が1000万円を超えた高額納税者の氏名や税額などを公示する制度を2006年(05年分)から廃止する方針を固めた。

 政府税調は6月下旬にまとめる個人所得課税の抜本見直しの報告書で、「現行の公示制度はすみやかに廃止すべき」と明記する方向だ。これを受け、財務省は今年秋に本格化する06年度の税制改正で、同制度の廃止を目指す。

 今年4月に個人情報保護法が施行されたが、今の公示制度では個人情報を保護できないためだ。氏名や住所が公示された高額所得者が、詐欺や脅迫などの犯罪被害に遭うケースもあり、制度の廃止を求める声が強まっていた。

 所得税法に基づく高額納税者の公示制度は、1950年に高額納税者の納税状況を第三者が監視するために導入され、83年からは「高額納税者の国への貢献をたたえる」という趣旨が加わった。2004年分の公示対象者は約7万5000人で、5月16〜31日に氏名や住所、所得税額が各税務署の掲示板に公示されたが、廃止が決まれば来年5月からは個人情報が公示されなくなる見通しだ。


これについてだが,廃止を喜ぶ,公示される側の意見を集めてみた。



(とある,ドキュメント・サイト   途中より)


...ようやく取材に応じてくれたのは、製造業を営む社長夫人。
番付の常連で、今年も5,000万円近くの税金を納めたという。<社長夫人>

「大金持ちになったっていう、意識はないですね」
(Q.番付に載ることについては?)
「困りますね。全然知らない関係ない人が、うちの“戸籍”に入って、養女になっていた。お金を色々な所で借りていたみたいなんです。現在もやっていると思います」
誰もが入手できる高額納税者のリストが、犯罪に悪用されるケースもある。
今から13年前(1992年)、神戸市で資産家の親子が、暴力団組長に殺害された事件。
組長は、高額納税者のリストから被害者を選んだと供述した。
最近では、振り込め詐欺や空き巣のターゲットになる事件も相次いでいる。<社長夫人>

「個人の許可なしに、公示っていうのは好みませんね」
個人情報のセキュリティに詳しい弁護士もこう指摘する。<岡村久道弁護士>

「高額納税だというと、誘拐のターゲットにされる、あるいは寄付を募られるのではと、害悪の方が多い状態。公示は本人の意思に任せるというように、制度を変える必要があるのでは」


いやはや,酷いものだ。高収入を得ている人たちには,私個人も多少やっかみを覚えるが,これは酷い。


個人情報である,血液型などは悪徳NPOなどによって,勝手に利用され,ボロ儲けに使われているのが実体である。血液型NPO ABO WORLDの能見俊賢関連の出版物のかなりのものが,コレに該当する。



これらのインチキ本・暴露本などに掲載されている血液型情報は,確実に個人情報の他人による,一方的な開示ではないだろうか?

それぞれの個人の同意・了解を取ってやっているものなど,一つもないだろう!!

テレビ・出版・インターネット*1などの,マスコミ関係者の猛省を喚起すること大である!!

*1:一番悪名高いのが,ABOFAN http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/  「血液型有名人データベース」であろう